芸術の秋
こんにちは。初めまして。お久しぶり。
都内で弾き語り活動をしています
「梅一輪」と申します。
■秋じゃん
えっ、更新さぼってたのも悪いけどさ~
秋じゃん🍠
やば。早くない????
でもこのくらいの気候も好きだ~
涼しくて過ごしやすい(*^^*)←汗っかき
秋といえばこの前、
仕事先で、どでかいかぼちゃをもらった😂
見て!!!
わかります?これ。
でかすぎて切れないから、
うちで一番大きな鍋で
半分茹でてから、また半分茹でて
ようやく切ったり保存したりできたよ・・・
ありがたかったけどね、ちょっといらなかったかな・・苦笑
■イラスト
最近ね、イラストの練習始めたんだ~🌼
イラスト練習中のため、あーりん模写をがんばって続けます!💪
— Mei (@Mei_1996611) 2021年9月7日
なんの写真がもとになってるかわかってもらえたら、嬉しいです💗#ももいろクローバーZ#佐々木彩夏#あーりん#あーりん推し #イラスト#イラスト練習 #イラスト好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/rr7VoVfj5n
こんな感じでやってますっ
最近、機材も買ってデジタルにも移行しつつある!!
マイペースにやってますので、
見守っていてくださ~い(/・ω・)/
■おはなし
Twitterでもあげたんだけど
先日メルカリが主催する
『モノガタリ大賞』
というのに応募しました!
メルカリ主催のモノガタリ大賞に応募します!いえい!
— 梅一輪 (@ume1rn) 2021年8月25日
『旅する歯』 #モノガタリ大賞
https://t.co/DyD2gasfrU
見てくれた人いるかな~
5月くらいにもね、
なんか立て続けにこうやって
何かを書くチャンス✨が訪れて嬉しかったな!
もちろん探せばあるんだと思うけど、
たまたまこういうタイミングに遭遇すると
お導きかな!?って思う(笑)
上の2つはどちらも10月に結果が出る!
もし受賞したら嬉しいな~
■三題噺
さんだいばなし
皆さん「三題噺」って知ってる?
「もともとは落語の形態のひとつで、
お客さんから出された題目3つを折り込んで即興で演じる落語」
らしいです。
これに基づいて、
『ランダムな3つのお題でお話のネタを考える』
というのを最近続けてるんだけど、
(ランダムでお題を出してくれるメーカーがある)
きょうはブログでお話書いてみるよ!
■星、新しい、ガレージ(三題噺)
お父さんとお母さんは、よくケンカをしていた。
大きい声で、ぼくにはわかならないことを言い合っているから、なぜケンカをしているのかはわからない。ここで起きていこうものなら、お父さんにたたかれたりするから、ぼくにはどうしようもできない。お父さんは大きくて強くてかっこいいけど、ぼくをたたくときは好きじゃなかった。
小学校で時計の読みかたをならった。いまは外が暗いほうの11時。お父さんとお母さんの声がうるさくてねむれないから、ぼくはそーっと家をぬけだす。ぼくの家は、廊下をはさんで部屋が2つしかないので、足音を立てないように廊下を進み、ゆっくりと玄関を開ける。
ぼくはまだ小さいので、ぼくの家のアパートの階段に腰かけたり、公園にいったりして誰かに見つかると、とてもこわい思いをする。一度、おなじアパートの下の階に住むお兄さんに「どうしたの?」と声をかけられて、とってもドキドキした。そのときぼくは、モジモジしてなにも答えないまま、急いで家に帰った。
だから、よくとなりの家のガレージで息をひそめて時間がすぎるのを待っていた。ぼくがいなくなっても、お父さんとお母さんはすぐにはきづかない。
このガレージでは、となりの家のお父さんがよく車を洗っているのを見たことがある。この家は小さな女の子と男の子が住んでいて、たまにお父さんの車を洗うのを手伝っていた。
しばらくすると、アパートの階段を誰かがおりてくる音がする。のぞいてみると、お母さんだった。お母さんはぼくを見つけると、ほっとしたような顏をしてすぐに手をつないでくれた。家に戻るときに見た夜空は、暗くってせまくって「ぼくの家みたいだな」と思った。
何年かしてぼくが小学校を卒業すると、お母さんと一緒におばあちゃんの家で暮らすことになった。おばあちゃんの家に引っこしてから、お父さんには長く会えなかったし、今も会えていない。一度、理由をきいてみたけど、お母さんは悲しそうな顔をして「お父さんはおしごとで・・」としか言わなかった。ぼくはお母さんが大好きだから、それ以来きくのはやめた。お父さんがいなくなった理由は、ぼくが大きくなるとなんとなくわかった。
お父さんと離れてから、おかあさんは前よりもっと忙しくなった。でもおばあちゃんがたくさんご飯を作ってくれるし、お母さんが誰かとケンカをすることがなくなったので、ぼくはうれしかった。
それになにより、自分の部屋ができたのだ!おばあちゃんの家はとっても広くて、部屋がたくさんある。ほとんどが和室だしちょっと古いけど、ぼくの部屋もできたし、居心地がよかった。
自分の部屋の窓から空をながめると、星がたくさん見えた。黒いカーペットにたくさん穴が開いているみたいに、点々と星がかがやいている。ぜんぶの星が、ちかちかと光っていた。お父さんと暮らしていたアパートから見える夜空とはちがっていて、同じ空なはずなのに、どうしてこんなにちがうのか、ぼくはとても不思議だった。
学校には、空や宇宙が好きな「輝彦くん」という友だちがいる。輝彦くんに
「星は、自分の力で熱と光と発して、いつも光っているんだって」
と、教えてもらった。なぜそうなるのかは少しむずかしくてわからなかったけど、その話だけは、頭のなかにずっと残っていた。
太陽は、大きくて強そうで、ちょっと苦手だ。ぼくは、小さくてキラキラしている星のほうが好きだと思った。もしぼくが星なら、お母さんは「月」だな。たまごやきみたいにふんわりしてそうで、やさしくて、安心する。
中学校の制服は、少しこそばゆかった。うでや足のところは長いし、全体的にぶかぶかだったけど、卒業するころにはぴったりになった。新しい生活のなかで、ぼくはすっかり「あの」ガレージのことを思い出すことはなかった。
終