梅一輪の生存報告

初めましてこんにちは。いっしょうけんめい生きてます。

芸術の秋

こんにちは。初めまして。お久しぶり。

 

都内で弾き語り活動をしています

「梅一輪」と申します。

 

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■秋じゃん

えっ、更新さぼってたのも悪いけどさ~

 

秋じゃん🍠

 

やば。早くない????

 

 

でもこのくらいの気候も好きだ~

 

涼しくて過ごしやすい(*^^*)←汗っかき

 

 

秋といえばこの前、

 

仕事先で、どでかいかぼちゃをもらった😂

 

見て!!!

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わかります?これ。

 

 

でかすぎて切れないから、

 

うちで一番大きな鍋で

 

半分茹でてから、また半分茹でて

 

ようやく切ったり保存したりできたよ・・・

 

ありがたかったけどね、ちょっといらなかったかな・・苦笑

 

 

■イラスト

最近ね、イラストの練習始めたんだ~🌼

 

 

こんな感じでやってますっ

 

 

最近、機材も買ってデジタルにも移行しつつある!!

 

 

マイペースにやってますので、

 

見守っていてくださ~い(/・ω・)/

 

 

■おはなし

 

Twitterでもあげたんだけど

 

先日メルカリが主催する

 

『モノガタリ大賞』

 

というのに応募しました!

 

 

 

見てくれた人いるかな~

 

 

5月くらいにもね、

 

ENEOS主催のENEOS童話賞』にも応募したんだけど

 

なんか立て続けにこうやって

 

何かを書くチャンス✨が訪れて嬉しかったな!

 

 

もちろん探せばあるんだと思うけど、

 

たまたまこういうタイミングに遭遇すると

 

お導きかな!?って思う(笑)

 

 

上の2つはどちらも10月に結果が出る!

 

 

もし受賞したら嬉しいな~

 

 

■三題噺

 

     さんだいばなし

皆さん「三題噺」って知ってる?

 

 

「もともとは落語の形態のひとつで、

 

お客さんから出された題目3つを折り込んで即興で演じる落語」

 

らしいです。

 

 

これに基づいて、

 

『ランダムな3つのお題でお話のネタを考える』

 

というのを最近続けてるんだけど、

 

(ランダムでお題を出してくれるメーカーがある)

 

きょうはブログでお話書いてみるよ!

 

 

■星、新しい、ガレージ(三題噺)

 

 お父さんとお母さんは、よくケンカをしていた。

 大きい声で、ぼくにはわかならないことを言い合っているから、なぜケンカをしているのかはわからない。ここで起きていこうものなら、お父さんにたたかれたりするから、ぼくにはどうしようもできない。お父さんは大きくて強くてかっこいいけど、ぼくをたたくときは好きじゃなかった。

 小学校で時計の読みかたをならった。いまは外が暗いほうの11時。お父さんとお母さんの声がうるさくてねむれないから、ぼくはそーっと家をぬけだす。ぼくの家は、廊下をはさんで部屋が2つしかないので、足音を立てないように廊下を進み、ゆっくりと玄関を開ける。

 ぼくはまだ小さいので、ぼくの家のアパートの階段に腰かけたり、公園にいったりして誰かに見つかると、とてもこわい思いをする。一度、おなじアパートの下の階に住むお兄さんに「どうしたの?」と声をかけられて、とってもドキドキした。そのときぼくは、モジモジしてなにも答えないまま、急いで家に帰った。

 だから、よくとなりの家のガレージで息をひそめて時間がすぎるのを待っていた。ぼくがいなくなっても、お父さんとお母さんはすぐにはきづかない。

 このガレージでは、となりの家のお父さんがよく車を洗っているのを見たことがある。この家は小さな女の子と男の子が住んでいて、たまにお父さんの車を洗うのを手伝っていた。

 しばらくすると、アパートの階段を誰かがおりてくる音がする。のぞいてみると、お母さんだった。お母さんはぼくを見つけると、ほっとしたような顏をしてすぐに手をつないでくれた。家に戻るときに見た夜空は、暗くってせまくって「ぼくの家みたいだな」と思った。

 何年かしてぼくが小学校を卒業すると、お母さんと一緒におばあちゃんの家で暮らすことになった。おばあちゃんの家に引っこしてから、お父さんには長く会えなかったし、今も会えていない。一度、理由をきいてみたけど、お母さんは悲しそうな顔をして「お父さんはおしごとで・・」としか言わなかった。ぼくはお母さんが大好きだから、それ以来きくのはやめた。お父さんがいなくなった理由は、ぼくが大きくなるとなんとなくわかった。

 お父さんと離れてから、おかあさんは前よりもっと忙しくなった。でもおばあちゃんがたくさんご飯を作ってくれるし、お母さんが誰かとケンカをすることがなくなったので、ぼくはうれしかった。

 それになにより、自分の部屋ができたのだ!おばあちゃんの家はとっても広くて、部屋がたくさんある。ほとんどが和室だしちょっと古いけど、ぼくの部屋もできたし、居心地がよかった。

 自分の部屋の窓から空をながめると、星がたくさん見えた。黒いカーペットにたくさん穴が開いているみたいに、点々と星がかがやいている。ぜんぶの星が、ちかちかと光っていた。お父さんと暮らしていたアパートから見える夜空とはちがっていて、同じ空なはずなのに、どうしてこんなにちがうのか、ぼくはとても不思議だった。

 学校には、空や宇宙が好きな「輝彦くん」という友だちがいる。輝彦くんに

「星は、自分の力で熱と光と発して、いつも光っているんだって」

と、教えてもらった。なぜそうなるのかは少しむずかしくてわからなかったけど、その話だけは、頭のなかにずっと残っていた。

 太陽は、大きくて強そうで、ちょっと苦手だ。ぼくは、小さくてキラキラしている星のほうが好きだと思った。もしぼくが星なら、お母さんは「月」だな。たまごやきみたいにふんわりしてそうで、やさしくて、安心する。

 中学校の制服は、少しこそばゆかった。うでや足のところは長いし、全体的にぶかぶかだったけど、卒業するころにはぴったりになった。新しい生活のなかで、ぼくはすっかり「あの」ガレージのことを思い出すことはなかった。